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百田相談役はこの日、ノア事務所に出社すると、田上新社長に突然辞表を提出した。田上新社長は「残ってほしい」と慰留し、辞表は受け取らなかったという。しかし、百田相談役の決意は固かった。報道陣の前で「自分が思う道ではないので辞表を提出しました。自分が社長になれなかったからではない」と話した。
辞意の理由は小橋が新社長にならなかったことだという。6日の役員会、臨時理事会で、副社長の立場から小橋の新社長昇格を提案した。団体存続へ「一番頑張っている人がトップになるのが大事」と主張。トップ選手で、練習でもみんなに手本になる小橋を推した。しかし、会社の株を半分以上持つ筆頭株主でもある三沢さんの遺族の要望で、新社長は田上に決まった。
百田によると役員会前の6日朝に、保恵夫人に「小橋が社長にならなかったら会社を辞める」と伝えていたという。辞意を伝え聞いた小橋から、この日の午前中に「考え直してほしい」と電話で慰留されたが、「田上は好きだが、小橋じゃなきゃ辞めるという意思は変わらない」と固辞。本人は明かさないが、これまでの団体内の人間関係も複雑に絡み合っている可能性もある。
現在60歳9カ月の百田は「日本プロレスの父」と言われる故力道山の次男。日本、全日本を経て、ノアに参戦。全日本時代の後輩の三沢さんを副社長として支えてきた。「(三沢)社長には世話になった。お別れ会を滞りなく終えたことが、最後の恩返しかな」。一方で「61歳10カ月でリングに上がった(ラッシャー)木村さんの記録を破ってから引退したい」と現役は続行するという。
6日の新体制発表会見で田上新社長は、三沢夫人の真由美さんから「選手がバラバラにならないように」と電話で依頼されたことを明かした。それからわずか1日。現時点で百田に追従する選手はいないが、三沢さんの人望と強いリーダーシップで築き上げた一枚岩が、早くも重鎮の辞表提出という形で揺らぎ始めた。【日刊スポーツ】
6日に発表された新役員人事で、田上明新社長を中心とした新体制で新たなる船出を切った矢先の翌7日…
電撃的にネット上を駆け巡った百田相談役…辞表提出の報。
明けて8日、上記のようなコメントが出されたわけだが、小橋社長就任案が却下されたことを理由に上げる一方で、相談役という立場は窓際同然で、これからは役員会に出席すら出来ない為、この機を逃すと自分の意見が通ることはないという部分も大きいようで、その辺からも自身では否定している自らの社長への欲というより、役員を外されたことへの不満が言葉の節々から感じられました。
そして、肝心の「小橋社長就任案」について・・・
これは常識的に考えても、今の小橋さんの体調を考えれば却下されて当然だし、現役選手としての比重を減らして社長業に専念してもらったとしても答えは一緒。
その上、通らなかったことなのだから、残された小橋さんの立場を考えて、わざわざ公にしないでもらいたかった。
これじゃあ隠れ蓑と取られてもしょうがないし、ただでさえ色々と抱え込んでしまう小橋さんの精神的な負担を思うと、いくら百田さんといえど・・・小橋さんの名前を出したことに関して個人的には許せない気持ちが強いです。
振り返れば、2000年の分裂騒動の際、全日本プロレス旗揚げからの生え抜きであり、力道山直系のプロレスの源流でもある百田一家が、三沢さんと行動を共にしたことで、大義はノアにあり!と感じた部分も大きかったと思います。
そうやって今まで苦楽を共にしてきた仲間達がこれからより一層一丸となって頑張っていこうとしている矢先に何故・・・。
自分の頭の中には、「喪に服せよ!!」という言葉が浮かんできてしまいます。
ただ、裏を返せばそれだけ譲れない思いがあったということになるんでしょうね・・・。
これまでの百田さんがノアで担ってきた役員としての役割や、力道山の子息としての幅広い人脈での貢献度を考えると、ノアファンとしては残念で仕方ない・・・。
秋山さんがブログで語っているように→『百田さん』
60歳を過ぎても毎日練習し、プロレスに対する情熱は誰よりもあった。
レスラーの模範となる人だ。
かつて新日本の真壁選手がノアに参戦した際、百田さんの練習量に度肝を抜かれたという逸話もあるほど。現役の選手としても、ファンには分からない部分で大きな存在だった百田さん。
小橋さんも電話で2時間にわたって慰留をしたというし、丸藤も残留を希望するコメントを出していた中、田上社長は・・・息抜き休暇を取ってマイペースぶりを発揮していたようですが、これ自分は百田さんに直接会いに行ったんじゃないかと思ってます。
本人の意思は固いとはいえ、現段階ではまだ提出された辞表は保留扱いのまま。
12日に開幕する後楽園大会で、百田さんから選手達への説明があるとのことですが、そこで何らかの結論が出るのでしょうか?
ともかく、結果的に正式に受理されて退団となっても、なるべくゴタゴタしない方向で決着してくれることを望みます。
だって、新体制後初のシリーズを乗り越えなきゃいけないって時に、内輪揉めなんかしてる場合じゃないんだから!!!!
ファンである自分達もゴチャゴチャ詮索せずに、新しいノアを創り上げていこうとする選手達に声援を送るしかない。この前の選手会興行を見ても選手達の気持ちは1つになっている。きっと、リング上のファイトで安心させてくれるはずだから、新体制のノアを信じてついていこう!!