▼第5試合
健介&○勝彦&飯伏(16分13秒)三沢&石森●&マルビン
※デスロール
マルビン終始空回り!特に勝彦との絡みはグダグダ…。鼓太郎との遺恨決着戦に敗れたことで巻き返しに躍起になる余り…好意的に見ればそんなとこだけど、ホント謎の空回りっぷりだった。
しかしこの試合で注目すべきは飯伏と三沢の初対決だ!四天王プロレスファンだったという飯伏が敢えてガンガンエルボーを打っていったところに思い入れの深さを感じたし、試合後に両膝をつき両手で握手を求める姿は感動的ですらあった!
ただ同じ四天王ファンとして気掛かりなのは、憧れの三沢さんの変わり果てたあのぽっこりお腹(←しつこい!)にガッカリしてないかなってことだ。だってオレなんか今目の前に神龍が現れたとしたら「三沢さんのぽっこりお腹を引っ込めて下さい!」ってお願いしちゃうものきっと!(あのお腹の中には〜ってくだり台無し笑)
まぁそんな切ない話は置いといて…試合は肩の負傷もあってか前回の武道館ほどの活躍は出来なかったが及第点と言える出来だった。
この飯伏という選手は丸藤やKENTAのようにこれからのマット界を背負って立つ人材。そこで気になるのは怪我の多さ。あの体格であんなファイトスタイルのプロレスをやっていたらしょうがないのかもしれないが、怪我なく休まずも一流の証だ。思えば彼のスタイルは丸藤、KENTA両方の良さを兼ね備えている。それならばノアに参戦することで、あの体躯でヘビー勢とガンガンやり合いながら中心で居続ける彼らと肌を合わせることで学び得られるものは飯伏の今後のレスラー人生においてこの上なく大きな財産になることだろう。
まぁお堅いことも言いましたが、そんな飯伏くんにはこれからも…Sアリーナの生放送中にトイレに行ったり、敗者なのに花道から退場して百田さんに叱られたり、6ブランド対抗バトロルロイヤルの賞金100万円の使い道がゲームを買うことだったりっていうイイ意味での?少年ぽい天真爛漫さを持ち続けながら、自由に育っていってもらいたい!
ゆとり教育の弊害なにするものぞ!お前はファンタジーの塊だ!!
▼セミファイナル GHCタッグ選手権試合
[王者]○彰俊&バイソン(13分59秒)秋山●&力皇[挑戦者]
※スイクルデス
☆王者チームが初防衛に成功
「ブラじゃないんだよ!大胸筋保護テーピングなんだよー!」と叫ばんばかりの風体で現れたバイソン。欠場→返上という最悪の展開は免れたが、あのガッチガチのテーピングが嫌が応にも悲壮感を漂わせる。まさに背水の陣となった王者チーム。しかし彰俊とバイソンには国籍を超えた熱い絆がある!もっと言えばバイソンには『梅村』という日本名が(東スポ紙上にて)付けられるくらいサムライ魂が宿っているのだ!従って普通のチームにとってはハンディにしかならないこの負傷がこの二人にとってはチームの結束をより一層強める材料になったし、何より観衆を味方につけることで百人力の力を得ることにも成功したのだ!
これによって勝って当然、負けたらブーブー↓状態に陥った挑戦者チームの秋山&力皇組。自分はこの試合で負けたらチームを解散して欲しいと思っていた。それはこのチームが楽隠居を決め込む秋山氏が力さんを取り込んで更に楽をしようとしてる様にしか見えなかったからだ。そもそも周囲の秋山待望論を他所に、まるでやる気を見せないどころか、ある程度はやる気があるように見せかける為に今回の“フォールを取った選手が挑戦者”を提案する狡猾さ。自分はこの時点で秋山氏はないなと思った。何故なら自分が本気で行く気なら一声上げれば満場一致で決まるものを、わざわざこんなまどろっこしい形にしたのは、他の選手が挑戦し易い様な大義名分作りにしか思えなかったからだ。そんなモチベーションだっていう時点で、あの試合の中では残念ながら4番手だと思わざるをえなかった。そしてそれがどうしょもなく歯痒くて悔しかった…。
さて試合は終盤戦。自分はG+放送でこの試合を見るにあたって楽しみにしていたシーンがあった。それはこの試合の勝敗を決定付けたバイソンの魂の一撃!花道を激走しトップロープを飛び越えてのスーパーショルダータックルだ!!
しかーし!カメラはその名場面を遅れて捉えるまさかの不始末!!さらに言えばそこからバイソンの梅村テニエルを受けての、彰俊渾身のスイクルデス!!これまた中途半端なカメラワークでしっかりとカメラに収まらず…。さらにさらにそのスイクルデスを側頭部に喰らいフォール負けした直後の秋山が被弾した箇所を抑えて揉んどり打ってのたうちまわる様も完全スルー!秋山にしては珍しいその様がフィニッシュとなった一撃の威力を何よりも雄弁に物語っていたというのにだ…。
プロレス観戦はやはり生に限る。こんな形でそれを実感させられるとは思いませんでした…。
何はともあれ劇的な初防衛に成功した王者組。前述した魂の一撃にはグッときたし武道館を大いに沸かせてくれた!今やノアを代表するピープルズタッグチャンプそれが…
今プロレス界で一番泣かせるタッグチーム!彰俊&梅村…
略してウメトシだバカヤローッ!!
(人の良さが滲み出ている彰俊=コジと相方はお互い心優しき猛牛っていう。笑)